ミトコンドリア 卵子の老化の新常識

ミトコンドリアの働きを活性化する3つの方法

ミトコンドリアを活性化する方法

35歳・40歳を過ぎて妊娠出産をめざす方にとって、『卵子の老化』は気になるところですよね。

その卵子の老化を防ぎ、若返りをはかるために、ぜひ知っておきたいことがあります。

それは、卵子の細胞の中にある『ミトコンドリア』のことです。

ミトコンドリアの働きが、卵子の年齢を決める鍵を握っていると言っても過言ではありません。

ミトコンドリアの仕組みと、活性化させる正しい方法を知って、一日も早く若くて健康な卵子を手に入れましょう!

 

ミトコンドリアとは?

ミトコンドリアの活性化

人間の体は、およそ37兆個の細胞でできていると言われています。

その1つ1つの細胞の中に、小器官である『ミトコンドリア』が入っています。

その数は、細胞によって異なりますが、1つの細胞毎に数百~数千個、平均して約2千個ものミトコンドリアが入っています。

ミトコンドリアの総重量は、体重の10~20%にもなるので、たとえば体重が50㎏の方なら、そのうちの5~10㎏がミトコンドリア、ということになります。

 

ミトコンドリアはどんな働きをしているの?

では、ミトコンドリアは細胞の中でいったいどのような働きをしているのでしょうか?

ミトコンドリアの一番大きな役割は、

『食べた栄養』と『吸った酸素』を、エネルギーに変換する

ことです。

2016年3月に放送された日本テレビの番組「世界一受けたい授業」では、

ミトコンドリアは体の発電機」

と紹介されていました。

体のエネルギーの約90%は、ミトコンドリアがつかさどっていることがわかっています。

またミトコンドリアは、細胞の新陳代謝もつかさどっていて、傷ついたり古くなったりした細胞を、新しく生まれ変わらせる働きもしています。

つまり、細胞の中にあるミトコンドリアの数が多く、元気であればあるほど、その細胞はパワフルで、かつ常に新鮮な状態でいられる、ということですね!

 

ミトコンドリアの老化は、体の老化

ミトコンドリアは、栄養と酸素からエネルギーを作り出しますが、残念ながらその作リ出したエネルギーは溜めておくことができません。

ですので、ミトコンドリアは24時間365日、常にエネルギーを作り続けなければいけないのです。

そうして何年も働き続けていると、さすがにミトコンドリアの働きも段々と弱くなっていくことが想像できますよね。

個人差がありますが、女性も男性も、だいたい40歳前後でミトコンドリアの数は急速に減り、エネルギーの生産性も落ちていくと言われています。

40歳前後を境に、疲れやすくなったり、見た目の衰えを感じたり、内臓機能が弱ったり、病気を発症しやすくなったりするのは、そのためです。

また、ミトコンドリアは細胞の新陳代謝もつかさどっているため、ミトコンドリアが衰えてくると、老化を促進したり、がんや認知症などの病気にもつながっていきます。

人間の体は37兆個の細胞の集まりで、その細胞を機能させるのはミトコンドリア。

人の若さも老いも、すべてミトコンドリアがコントロールしている、と言えるのですね。

 

 

ミトコンドリアが妊娠とどう関係あるの?

ミトコンドリアと妊娠

卵子のミトコンドリアの量は、心臓と同じ!

では、『妊娠』にとって、『ミトコンドリア』とはどのような存在なのでしょうか?

卵子のもとになる卵母細胞も、他の細胞と同様にミトコンドリアがつかさどっています。

人の体の37兆個の細胞の中で、もっともミトコンドリアが多く入っているのが、他でもない卵子の元となる『卵母細胞』なのです。

細胞1つあたりのミトコンドリアの数は、2千個が平均ですが、卵母細胞には1つにつき、実に10万個ものミトコンドリアが入っていると言われています。

それは、24時間365日動き続けている『心臓』と同じレベルです。

それだけ、女性が『妊娠』するのには、ものすごいパワーが必要だということですよね。

ですので、卵子のミトコンドリアの数がたくさんあって元気なら妊娠しやすく、数が少なく衰えてくると妊娠しにくい、ということです。

 

元気なミトコンドリアが、卵子をきちんと成熟させる

ミトコンドリアが卵子の中でどんな働きをしているのか、少し詳しくみてみましょう。

卵子は、卵細胞と極体とでできていて、透明帯という膜で覆われています。

そしてその『卵細胞』の中に、『ミトコンドリア』があります。

元気なミトコンドリアは、どんどん分裂を繰り返して細かく分散していき、卵子を正常に成熟させていきます。

ミトコンドリアによって正常に発育した卵子は、受精しやすく、妊娠率が高くなります。

一方、劣化したミトコンドリアは、なかなか分裂が進まずに凝集し、卵子の成熟を途中でストップさせてしまいます。

当然このような卵子では、受精することはできず、不妊の原因となります。

卵子が『成熟→受精→妊娠』という本来の働きをするには、元気なミトコンドリアがたくさん細胞内にいることが大切なのですね。

 

 

老化してしまったミトコンドリアを元に戻せる!?

ミトコンドリアを再活性化できる

健康な卵子のためには、元気なミトコンドリアが必要なことがわかりました。

ではミトコンドリアは、一度老化するともう元には戻せないのでしょうか?

 

ミトコンドリアは何歳になっても増やせる

「自分はもう35歳・40歳を過ぎているから、ミトコンドリアは衰えてしまっているのかな…」

とがっかりする必要はありません。

嬉しいことに、ミトコンドリアは年齢に関係なく、増やしたり再び活性化させたりすることができるのです!

卵子の元になる卵母細胞は、自分が胎児のときに作られた以降、増やすことも新しいものに入れ替えることもできません。

しかし、細胞の中のミトコンドリアの数を増やして活性することで、実質的に卵子の若返りをはかることができます。

ただし、若いうちは何もしなくても元気なミトコンドリアがたくさんいますが、35歳・40歳を過ぎると、何も努力しなければ、ミトコンドリアはどんどん数が減って、元気がなくなっていく一方です。

では、どうすればミトコンドリアを活性化することができるのでしょうか?

ポイントは、

『細胞にストレスを与える』

ということです。

ミトコンドリアは、『ストレス』や『負荷』を感じると、

エネルギーを作らなくては!

と数を増やし、自らを活性化させていく習性があるのです。

ただし、あまりストレスをかけ過ぎると、活性酸素が発生して逆効果になってしまうので、適度なストレスが大切ですよ。

具体的には、次の3つの方法です。

  1. 運動・・・体に負荷をかける
  2. 食事・・・空腹を感じてから食べる
  3. 呼吸・・・ゆっくり深く呼吸をする

1つずつみていきましょう。

 

ミトコンドリア活性法 ① 運動をしよう

ミトコンドリアと運動

運動をしている人は細胞が若い!

年齢より若く見える方は、何かしら運動をしている方が多くありませんか?

女優の吉永小百合さんが、70歳を過ぎても毎日プールで1㎞以上泳いでいらっしゃるのは有名な話ですよね。

週5日、30分以上運動している人は、細胞レベルで実年齢より10歳くらい若いことが、科学的に明らかになっています。

運動は、細胞レベルでアンチエイジングすることができるのです。

そしてその『細胞レベル』とは、やはりミトコンドリアの数と元気さのことです。

ミトコンドリアは、エネルギーを必要とすると増殖して活性化します。

運動をすることにより、「体がエネルギーを必要としている!」とミトコンドリアが察知すると、自ら数を増やして一生懸命にエネルギーを作り出そうと活性化するのです。

 

ミトコンドリアには有酸素運動が効果的

ミトコンドリアが活性化するのに有効な運動は、『30分くらいの有酸素運動』です。

ミトコンドリアは、酸素をエネルギーに替えることによって活性化していきますので、キツい筋トレよりも、有酸素運動の方が有効ですよ。

ただし、あまり急激な運動や激しすぎる運動は、ミトコンドリアの大敵である活性酸素を生み出してしまうため、逆効果になってしまいます。

体が心地よさを感じつつ、ほんのちょっと負荷がかかる程度の運動が、ミトコンドリアの活性化には有効なのです。

 

サーキットトレーニングがおすすめ

でも、『有酸素運動』のスイッチは、運動を始めて15分くらいしないと入らないと言われていますよね。

そうすると、30分の有酸素運動をするためには、トータル45分間も運動し続けなければいけないことになってしまいます。

そこでおすすめなのが、『サーキットトレーニング』です。

サーキットトレーニングとは、

無酸素運動(早めの小走り)と、有酸素運動(歩く)を30秒~1分程ずつ繰り返す

ことです。

これを繰り返すと、たった5分で体のエネルギー利用が『有酸素運動モード』に切り替わります。

こうして『有酸素モード』に切り替えてから、ウォーキングなどの軽い運動を30分間続ければよいのです。

こうすることで、短時間でより効率的に、ミトコンドリアを増やして活性化することができます。

水泳でも同じ方法が使えますので、試してみてくださいね。

 

さらに効果アップ!ミトコンドリアは『寒さ』と『空腹』が大好き

ミトコンドリアと寒さと空腹

さらにその有酸素運動の効果を高めるポイントがあります。

それは、

『寒さ』と『空腹』

です。

「寒い中、お腹がすいた状態で運動をする。」

なんだか想像しただけでつらそうですよね・・・。

でも、その『つらさ』がいいのです!
気持ちがつらいと感じているとき、細胞もつらいと感じています。

エネルギーが足りなくなっている状態で、さらにエネルギーを必要とする運動をすると、『ミトコンドリア』は危機を感じてとてものんびりはしていられません。

ミトコンドリアは、めいっぱい増殖して活性化し、エネルギーを生産しようと頑張るのです。

『空腹』は、運動する前になるべく何も食べないことで、簡単に実現できます。
(ただし、糖尿病の方は、低血糖にならないように注意が必要です。)

しかし『寒さ』は、冬に外で運動をする、冷た目のプールでスイミングをするなど、少しハードルが高いですよね。

そんなとき、夏の暑い日でも、近くにプールがなくても、簡単に実現できる方法があります。

運動してお風呂に入った後に、冷たい水のシャワーを足にかけてみてください。

しばらくすると、体中がポカポカと温かくなるのを感じませんか?

これが、体中のミトコンドリアが量産体制に入ったサインです。

これなら、季節に関係なく毎日自宅で簡単にミトコンドリア対策ができますよね。

 

いつでも背筋を伸ばして姿勢よく!

ミトコンドリアを増やす方法

座っているとき、つい背もたれに寄りかかっていませんか?

パソコンをのぞきこんで前傾姿勢になっていませんか?

『ミトコンドリア』は筋肉の中に豊富に含まれています。

もちろん運動の時間を作ることも大切なのですが、日常生活のささいな動作でも筋肉は使われているので、ちょっとした意識で筋肉に負荷をかけることでも、ミトコンドリアを活性化することができますよ。

立っているときも座っているときも意識して背筋をピンと伸ばしたり、エスカレーターを使わず階段を使ったり、電車の中で片足立ちをしてみたり…

と、日常生活の中で『筋肉にちょっとした負荷をかける』ことを意識して、日々ミトコンドリアへの働きかけをしてみてくださいね。

 

① 運動のポイント

  • 有酸素運動をする
    (できればお腹をすかせて寒い中で)
  • お風呂上がりに足に冷水をかける
  • 姿勢をよくするなど、日常の中で筋肉にちょっとした負荷をかける

 

ミトコンドリア活性法 ② 食事の仕方を工夫しよう

ミトコンドリアを活性化する食事

ミトコンドリアは、宿主である主人のお腹が満たされ、暖かいところでのんびりくつろいでいるときには、働きません。

寒くて、お腹がすいていて、そんな体にムチ打って運動をしているようなときに、ミトコンドリアは活発に働くのです。

ドMですよね(笑)。いえ、逆に主人にとってはドSでしょうか?

食事においても、例外ではありません。

空腹感を感じること、たまに断食をして栄養を断つことが、ミトコンドリアを増やす鍵となります。

 

空腹になってから食べる

ミトコンドリアは、『空腹』という体にとってつらい、エネルギー不足の状態を察知すると、増えたり活発に活動したりすることがわかっています。

食事と食事の間になるべく間食をせずに、しっかりとお腹をすかせてから食事をとるようにしましょう。

ただし、だからといって空腹にするために食事を抜くのはよくありません。

食事を抜くと、血糖値が低い状態が長時間続くことになります。

その状態で次の食事をとると、血糖値が急激に上昇し、体が危機を感じてすい臓がインスリンを大量に分泌し、今度は低血糖になります。

この血糖値の乱高下が、卵子を含む体の糖化を促進し、受精しにくい糖化した卵子を作ってしまいます。

『卵子の糖化』が『卵子の老化』の原因に

ミトコンドリアを活性化し、かつ卵子の糖化を防ぐためには、1日3食しっかりとり、間食をせず、血糖値を上げにくい食品から食べるようにしましょう。

 

プチ断食をする

ミトコンドリアとプチ断食

30年以上にわたってミトコンドリアを研究し続けている、日本医科大学大学院医学研究科の太田成男教授は、ミトコンドリアを活性化するために『週1・2日のプチ断食』を推奨しています。

その方法は、次の通りです。

  • 週5~6日は、普通の食事をする
  • 週1~2日だけ、摂取カロリーを3割程度減らす

本当に『プチ』断食ですよね。

週のうち1日か2日、カロリーをたった3割減らせばよいのです。

これだけで、ミトコンドリアはエネルギー不足を感じて、活性化することができます。

たとえば、

朝:野菜スープや野菜ジュース
昼:ざるそばとお惣菜
夜:おかず中心にして、ご飯などの炭水化物を減らす

これでカロリーを3割ほどは減らせます。

『断食』というとハードルが高いですが、このくらいの『プチ断食』ならできそうな気がしませんか?

実際にプチ断食を体験した方は、いずれも体調がよくなったと効果を感じているそうですよ。

ちょっとした工夫でミトコンドリアに負荷をかけて、上手に活性化していきましょう!

② 食事のポイント

  • 間食をせず、しっかりお腹をすかせる
  • 1日3食きちんととる
  • 週に1・2日、摂取カロリーを3割減らす『プチ断食』をする

 

ミトコンドリア活性法 ③ 呼吸法を身につけよう

ミトコンドリアと呼吸

普通の呼吸ではミトコンドリアは活性化しない!?

「呼吸なんて誰でも24時間365日しているし、それでミトコンドリアが活性されるなら既にしているのでは?」

と思ってしまいますよね。

しかし、普段している呼吸と、ここでおすすめする深呼吸とでは、『ミトコンドリア』への効果が全く違うのです。

普段、無意識にしている呼吸は、あくまで生命の維持が目的なので、老化を防いだり、若返りをはかることはできません。

普通の呼吸では、肺の一部しか使われず、体中の細胞の中の『ミトコンドリア』に行き届く酸素量も、必要最小限のみです。

しかし、『ミトコンドリア』は酸素が大好きで、たくさんの酸素を得て初めて、元気に活動できます。

卵子のミトコンドリアを増やして活性化するためには、より多くの酸素を細胞に取り入れる必要があるのです。

そのためには有酸素運動が効果的なのですが、毎日できないときもありますよね。

また、怪我や病気で走れない方や、どうしても運動が苦手という方もいらっしゃると思います。

そんな時は、深呼吸で、新鮮な酸素を卵子をはじめとする体中のミトコンドリアに送り込むことをしてみましょう。

手軽に毎日できて、効果的ですよ。

 

深呼吸でミトコンドリアに酸素を届けよう!

肺で吸い込んだ酸素は、肺の裏側にある『肺胞』という細胞から、血液中に取り込まれます。

酸素は、血液に乗って全身に回り、各細胞のミトコンドリアに届けられます。

肺から吸い込んだ酸素のおよそ95%が、最終的にミトコンドリアで使われると言われています。

つまり、肺でどれだけ酸素を取り込めるか、血中酸素濃度を上げられるかが、ミトコンドリアを活性化するために大切ということですね。

大人の女性の肺の容量は、平均 2000~3000mlです。

実は、普通に呼吸をして入れ替わる空気の量は、肺の上部のたった 250~500mlのみ、肺全体の 8~25%だけで、肺下部の大半の空気は入れ替わっていないのです。

これでは、血液中に取り込める酸素の量が少なく、その酸素は、生命維持に必要とされる心筋や脳などに優先的に使われるため、体の末端や、卵巣・子宮のミトコンドリアへの酸素供給量は、少なくなってしまいます。

いつも手先や足先が冷たい方、お腹を触ってみると冷たい方は、酸素の供給量が足りないのかもしれません。

一方、深呼吸をすると、1000~3000mlの空気を入れ替えることができます。

呼吸の仕方にもよりますが、大体3回くらい深呼吸をすれば、肺の中のすべての空気を入れ替えることができると言われているんですよ。

そうすると、血液中の酸素濃度も高くなり、体の隅々の細胞のミトコンドリアまで、豊富な酸素を届けることができます。

 

ミトコンドリアを活性化する呼吸法

ミトコンドリアを活性化する呼吸

普通に大きく深呼吸をするだけでもよいのですが、より効果的にミトコンドリアに酸素を取り入れる呼吸法をご紹介しますね。

ミトコンドリア活性呼吸法

  1. 背筋を伸ばしてリラックスする。
  2. 鼻からゆっくりと空気を吸う。
    おへそを前に突き出して、お腹いっぱいに空気を入れる。

    胸いっぱいに空気を入れる。

    肩まで空気を入れるイメージで。

    もうこれ以上吸えないところまで吸ってから、さらに2吸いする。

    その状態で息を数秒止める。
  3. ゆっくりと口から吐く。肛門を締め、おへそを背中にくっつけるイメージで、すべての空気を出し切るように。
  4. 1日5~10回行う。

ポイント

  • 息を吸い込むときは、背筋を伸ばして姿勢よく、胸を開くようにしましょう。
    猫背と良い姿勢とでは、吸い込める空気の量が5倍近く違うというデータがあります。
  • 逆に息を吐くときは、胸を閉じるイメージで吐きましょう。
  • 深呼吸はゆっくりと行うことが大切です。
    あまり早く一度にたくさんの酸素を送り込んでしまうと、ミトコンドリアが使い切れなかった酸素が活性酸素となり、活性酸素に触れたミトコンドリアは死んでしまいます

深呼吸を繰り返していると、手足の先がポカポカと暖かくなってくるのを感じませんか?

それが、ミトコンドリアが活性化を始めたサインです。

そんな時には、卵巣や子宮のミトコンドリアにも、酸素が行き届いています。

東洋医学や気功術では、呼吸法がすべての基本になっていますよね。

それは、どんなに体に良い薬や施術を取り入れても、呼吸が浅ければ効果が得られないということです。

細胞の酸素不足が、さまざまな病気の原因になっているという考え方もあります。

仕事に追われていたり、人間関係に悩んだり…

ストレスを感じる環境にいると、人は知らず知らずのうちに呼吸が浅くなってしまいますよね。

意識をしなければ、一日のうちに、一度も深呼吸をしない日もあるのではないでしょうか?

朝起きたらカーテンを開けて、家に帰る途中に夜風を吸い込んで、ぜひ深呼吸をする習慣を身につけて、卵子のミトコンドリアを活性化して若返りをはかりましょう!

 

 

ミトコンドリアの活性化と増加は、今後の不妊対策の主流に

ミトコンドリアの活性化と妊活

以上みてきたように、ミトコンドリアは、誰もが生まれながらに持っている、そして何歳になっても増やすことができる、若返りの最高のツールです。

『食事』『運動』『呼吸』の3つの方法をご紹介しましたが、一度にすべて始められなくても、できることから少しでも早く取り組んでみることをおすすめします。

卵母細胞は3ヵ月かけて卵子となり、排卵されると言われていますので、効果が出るまで少なくとも3か月はかかります。

妊娠を望んだら、一日でも早く始めましょうね!

もしも、

「やりたいけど時間がない」
「続けられる自信がない」
「もっと手っ取り早く効果を出したい」

という方は、ミトコンドリアを活性化するサプリメントもあります。

以前はサプリメントはなく、自力で活性化するしかなかったのですが、近年、妊活におけるミトコンドリア活性の重要性に注目が集まり、サプリメントを開発する製薬会社やメーカーが次々と出てきました。

高価なものが多いのですが、特に高齢での妊娠出産をめざす方に人気があり、効果も出ているようですので、

「いろいろ対策をしてきてもなかなか効果が上がらない…」

という方には、ぜひミトコンドリアサプリをおすすめします。

ただし、『ミトコンドリアサプリ』とうたっているだけで、実際にはミトコンドリアに効く成分が入っていないサプリもありますので、選び方には注意しましょうね。

>>本当にミトコンドリアに効果があると実証されているサプリの選び方はこちら

ミトコンドリアの活性化と増加は、これからの不妊対策の主流になっていくでしょう。

若くて元気な卵子で、無事に赤ちゃんを迎えられるように、ぜひ『ミトコンドリア』を意識して生活してみてくださいね!

 

ミトコンドリアサプリまとめ
ミトコンドリアサプリおすすめランキング 効果を比較2選!

ミトコンドリアとは? 年齢にともなう卵子や精子の老化、気になりますよね。 「体外受精でグレードの低い卵しか採れない」「受精しない」「着床しない ...

 

ミトコンドリアへの効果価格(定期コース・税別)定期回数契約
1位ミトコリン★★★★★ 直接¥15,0004回
2位ベビウェル★★★★☆ 間接¥12,800なし

 

あわせて読みたい


卵子の老化は糖化
卵子の老化をSTOP! 糖化を防ごう

「茶色い卵子」は糖化が原因だった! 不妊治療院の医師や培養士の間では有名だという『茶色い卵子』。 なんだかコワイですよね。 卵子は、通常ほぼ無 ...


妊娠とDHEA
DHEAを増やそう!卵子の老化をSTOP ②

DHEAとは? 『DHEA』という言葉を聞いたことがあるでしょうか? DHEAとは、デヒドロエピアンドロステロンの略で、副腎で作られるホルモン ...

こちらの記事も読まれています



葉酸とダウン症
葉酸にダウン症のリスクを減らす効果がある?

「妊娠前から葉酸を摂取すると良い」、ということは、大分浸透してきましたよね。 葉酸を妊娠前からとることによって、無脳症などの赤ちゃんの『神経管 ...


葉酸と妊娠
葉酸に妊娠しやすくなる効果はある?

『妊娠には葉酸が大切』と言われますよね。 でも、葉酸がお腹の赤ちゃんのために大切とは聞くけれど、そもそも葉酸に『妊娠しやすくする』効果があるの ...




ピニトールサプリ
ピニトールサプリ 〜妊活への効果を比較・厳選2選

ピニトールとは? 最近注目が集まっている『ピニトール』。 初めて聞くという方もいらっしゃれば、気になっているけど詳しくはわからないという方もい ...

 

-ミトコンドリア, 卵子の老化の新常識

error: Content is protected !!

Copyright© Babywill ベビウィル , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.