卵子の老化の新常識

卵子の老化を防ぐ3つの新しい方法

卵子の老化を防ぐ

卵子の老化を防ぐには?

40代で妊娠できる女性
20代で妊娠しづらい女性

『卵子の老化』という言葉、正直あまり聞きたい言葉ではないですよね。

高齢で出産をめざす方にとって、卵子の老化は避けては通れない問題であることはわかっているけれど…
「そんなことを言われてもどうしようもないし…」
「できれば考えたくないな…」
誰もがそう思うのではないでしょうか?

でも、「若いうちに産むべきだった」と悔やんでばかりいる必要はありませんよ!

20代でも不妊治療がうまくいかない方もいれば、40代でもサクッと自然妊娠する方もいますよね。

その違いは何なのでしょうか?

そこにこそ、『卵子の老化』を乗り越えるヒントがあるはずです。

今からでもできることがあります!

卵子の老化の原因は何なのか、どうすれば卵子の質を少しでも良くすることができるのか、みていきましょう。

※ 決して、若い方に高齢になってからの出産を推奨したり、何歳になっても卵子を若返らせて妊娠することができる、ということではありませんので、ご了承くださいね。

 

卵子の老化の原因は?

卵子の老化を防ぐ

卵子は、いつ作られるのでしょうか?

それは、母親の胎内にいるときです。

胎児期に、卵巣の中に『卵母細胞』という卵子の元が作られ、それ以降二度と作られることはありません。

『卵母細胞』とは、卵子になるための分裂の途中で眠っている細胞です。

卵巣の中で眠ったまま、生理が始まるまで10~14年間、長ければ閉経まで約50年間、ずっと自分の順番が来るのを待っているわけです。

卵母細胞は、生まれた時にはおよそ200万個ありますが、徐々に自然消滅し、小学校高学年〜中学生で生理が始まる頃には、20~30万個になっていると言われています。

生理が始まると、卵母細胞は数個ずつ再び分裂を始め、およそ3ヵ月かけて卵子となって、定期的に排卵されます。

(卵子に育つのは数個ですが、それ以外にも1ヵ月におよそ1000個の卵母細胞が消滅しています。)

ようやく自分の順番が来て卵子になるために分裂を再開したとき、さまざまな理由で卵母細胞が劣化していると、うまく分裂が進まず、均等に分かれなかったり、染色体が足りなくなったりします。

そうすると、受精できる卵子まで育たなかったり、受精しても流産してしまったりするんですね。

この卵母細胞の劣化が、『卵子の老化』と言われるものです。

卵子の老化の原因の主なものは、次の7つと考えられています。

 

卵子の老化の7つの原因

  • 女性ホルモン(エストロゲン・プロゲステロン)の減少
  • 若返りホルモン(DHEA)の減少
  • 成長ホルモンの減少
  • メラトニンの減少
  • 卵子の糖化
  • 卵子の酸化
  • ミトコンドリアの機能の低下

逆に言えば、これらの原因を少しでも減らすことができれば、卵子の老化を予防することができるということですね。

 

高齢でも卵子が若い人って?

卵子が若い女性

卵子は、35歳くらいから急激に老化を始め、妊娠しにくくなっていきます。

しかし、先ほども述べたように、20代でも妊娠しづらい方もいれば、40代で何の治療もせずにすぐに妊娠出産できた、という方もいますよね。

それは、

卵子の老化のスピードには、かなりの個人差がある

ということなのです。

卵子だけに限りません。

老眼や白髪になるのも早い人もいれば、遅い人もいますよね。

焼き肉屋さんに行って、脂の乗ったカルビを30代でもう胃もたれして食べられない、という方もいれば、50代でもパクパク美味しく食べられる方もいます。

卵子を含め、体の老化のスピードは、人それぞれなのです。

では、

『高齢でも卵子が若い人』『老化の遅い人』

は、いったいどういう人なのでしょうか?

それは、知ってか知らずか、

『卵子を老化させないポイントを押さえた生活習慣や食生活をしている人』 

なのです。

よく言われるような、

『お肉より野菜をたくさん食べましょう。早寝早起きをしましょう。そうすれば健康になれますよ。』

などとということではありませんよ。

『卵子を老化させない生活習慣や食生活のポイント』

があるのです。

それらを真似すれば、今からでも卵子の老化のスピードを緩めたり、質を上げて受精しやすい状態の卵子に育てることができるのです。

生活習慣や食生活を変えるというのは、簡単なようで実は一番難しいことかもしれませんよね。

人それぞれ、長年積み上げてきた習慣や、決まった好みがあるからです。

しかし、35歳・40歳以上の妊娠率の急激な低下を見れば、何もせずに時を過ごしてしまったり、不妊治療だけに頼ってしまっていては、妊娠の可能性をあげることはできないということがわかります。

過ぎた時間を悔やんでも仕方がない、いま始めることが大切ですよ。

ぜひ少しずつでもできることから始めて、健康で元気な卵子を手に入れましょう!

 

新常識!
卵子の老化を防ぐ3つの方法

卵子の老化を止める方法

上の卵子の老化の7つの原因すべてを改善するのは大変ですよね。

まずは、特に効果の出やすい次の3つの方法をおすすめします。

卵子の老化を予防する3つの方法

  1. 卵子の "糖化" を防ごう
    (食事)
  2. 若返りホルモン "DHEA" を増やそう
    (食事・運動)
  3. ミトコンドリアを活性化しよう
    (食事・運動・サプリメント)

どれも、卵子の老化を遅らせるだけでなく、質を改善して受精しやすい健康な卵子を育てる効果があると言われていて、今後おそらく不妊症対策の主流になるだろうと期待されているものばかりです。

 

卵子の質の改善に、すぐに効果を求める方はこれ!

この3つのうち、一番卵子の老化に即効性があるのは、1の『卵子の"糖化"を防ぐ』ことです。

とにかく一日も早く卵子の状態を良くしたい、不妊治療中で採卵日が迫っている、という方は、いますぐに卵子の糖化を防ぐ食事方法を始めてみてくださいね。

甘いものが大好きな女性には、見ただけでつらそうなタイトルかもしれませんが、食べる順番や、一緒にとる栄養素に気をつければ、「甘いものを一切食べてはいけない」ということではありませんので、安心してくださいね。

3ヵ月以上じっくり取り組める方は

3ヵ月以上じっくり時間をかけて卵子の質の改善に取り組める方には、2の『DHEAを増やす』と、3の『ミトコンドリアの活性化』がとても有効です。

(もちろん、『糖化を防ぐ』食事方法も、できれば3ヵ月以上かけて取り組むことをおすすめします。)

DHEAを増やす方法は、『食事・運動・睡眠』が基本です。

DHEAの海外サプリメントも輸入販売されていますが、副作用や禁忌事項が多いのであまりおすすめできません。

ミトコンドリアを活性化する方法は、『食事・運動・呼吸法』です。

こちらは有効なサプリメントもありますので、ぜひ活用してみてくださいね。

 

3つとも、毎日の努力でできる、卵子の老化予防、質の向上方法です。

ぜひ、今日から取り組んでみてくださいね!

 


妊娠とDHEA
DHEAを増やそう!卵子の老化をSTOP ②

DHEAとは? 『DHEA』という言葉を聞いたことがあるでしょうか? DHEAとは、デヒドロエピアンドロステロンの略で、副腎で作られるホルモン ...


ミトコンドリアを活性化する方法
ミトコンドリアの働きを活性化する3つの方法

35歳・40歳を過ぎて妊娠出産をめざす方にとって、『卵子の老化』は気になるところですよね。 その卵子の老化を防ぎ、若返りをはかるために、ぜひ知 ...

こちらの記事も読まれています


妊娠は何歳まで
妊娠・出産は何歳まで可能? 高齢出産の割合は?

近年、芸能人の方などで40歳を過ぎて第一子を妊娠した、40代後半で出産した、という嬉しいニュースをよく聞きますよね。 そういった高齢出産のニュ ...


葉酸とダウン症
葉酸にダウン症のリスクを減らす効果がある?

「妊娠前から葉酸を摂取すると良い」、ということは、大分浸透してきましたよね。 葉酸を妊娠前からとることによって、無脳症などの赤ちゃんの『神経管 ...



マカナ妊活葉酸サプリ
マカナ(makana)妊活葉酸サプリ 〜効果や安全性は?【総合評価 A+】

妊活サプリ人気No.1の『マカナ』は、実力もNo.1! 良質で本当に効果のある葉酸サプリを見極める 7つのポイント [A+]〜[C−] 見極め ...


-卵子の老化の新常識
-

error: Content is protected !!

Copyright© Babywill ベビウィル , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.