『妊娠には葉酸が大切』と言われますよね。
でも、葉酸がお腹の赤ちゃんのために大切とは聞くけれど、そもそも『妊娠しやすくする』ために、葉酸になにか効果があるのでしょうか?
みていきましょう。
葉酸で着床率が上がる
子宮内膜はどうすれば厚くなるの?
受精卵が着床するためには、子宮内膜の厚さが8㎜以上、できれば10㎜以上あることが望ましいといわれています。
子宮内膜の厚さが十分にあれば、たとえ高齢でも着床率が上がることがわかっているんですよ。
逆に、子宮内膜の厚さが7㎜以下だと、どんなに状態の良い受精卵でも、着床率が大幅に低くなります。
では、子宮内膜はどうすれば厚くなるのでしょうか?
子宮内膜の厚さを決めるのは、主に
- 『血流』
- 『ホルモン分泌』
の2つです。
つまり、子宮とその周辺にたっぷりと血流があり、卵巣と脳下垂体からホルモンが十分に分泌されれば、子宮内膜は厚く柔らかく、フカフカになると考えられています。
そのためには、適度な運動、良質な食事、体を温める、ストレスを溜めないなど、日々の生活の中での積み重ねが大切ですが、葉酸の摂取もとても大切な役割を果たします
葉酸が、血流とホルモン分泌を改善する
葉酸は、ビタミンB12とともに骨髄の細胞分裂を促し、血液を作り出します。
体内の血液量が多くなると、血流が良くなり、子宮内にも新鮮な血液にのってたくさんの酸素や栄養が運ばれてきます。
加えて、葉酸は血流を悪くする原因の一つである『ホモシステイン』という悪玉物質の代謝もうながす効果もあることから、さらに血液の流れをよくします。
また葉酸は、ホルモンを正常に分泌させる効果もあります。
ホルモンの分泌量をコントロールしているのは、『卵巣』と『脳下垂体』です。
葉酸は、この両方に作用を及ぼし、妊娠に必要なホルモン(卵胞ホルモンと黄体ホルモン)の分泌を正常化させると言われています。
こうして、葉酸は血流を改善し、ホルモンの分泌を正常にして、子宮内膜を厚くし、着床率を高める手助けをするのですね。
ただし、葉酸を摂取し始めたからといって、すぐに子宮内膜を厚くする効果が得られるわけではありません。
また、いったん着床すると、その後は子宮内膜の厚さはあまり変化しないと言われています。
ですので、子宮を着床しやすく赤ちゃんが育ちやすいフカフカのベッドにするためには、妊娠を希望したらすぐに葉酸を摂取し始めるのがおすすめですよ!
葉酸は流産のリスクを減らす
無事に妊娠すると、次に心配になるのが流産ですよね。
特に高齢出産の場合には、流産の確率が高くなり、40歳では35%にも上ります。
流産の理由はさまざまで、もちろん防げないこともたくさんあります。
しかし、葉酸を継続的に摂取することで、流産のリスクを減らすことができるという、嬉しいデータがあるんですよ。
2000年に、オランダの医療機関の研究グループが、
- 過去に2回流産を経験した女性123人
- 流産経験の無い(出産経験のある)女性104人
の血液検査をし、葉酸濃度を測定したところ、流産を経験したグループの方が、葉酸の血中濃度が低いという結果が認められたと発表しました。
さらに、
- 流産経験が3回以上のグループ
- 流産経験が2回以下のグループ
では、流産経験が3回以上のグループの方が、葉酸の血中濃度が低いというデータが得られたそうです。
なぜ、葉酸の血中濃度が流産に関係しているのでしょうか?
その理由をみていきましょう。
😀 葉酸が流産を防ぐ 3つの理由
① 葉酸には、ママの子宮の状態や血流をよくする効果がある
赤ちゃんは、ママの子宮をベッドにし、ママの体内に巡っている血液を取り込んで、酸素や栄養を受け取り、育っていきます。
葉酸は、ビタミンB12とともに血液の量を増やし、活性酸素の原因となる血液中の悪玉物質ホモシステインの代謝をよくする効果があります。
その効果によって、子宮の状態が良くなり、赤ちゃんにも新鮮で栄養豊富な血液が行き届きやすくなります。
② 葉酸には、赤ちゃんのDNAを正常に導く効果がある
葉酸には、赤ちゃんのDNAの合成を正常に導く効果があることがわかっています。
初期流産の原因の一つに、赤ちゃんの先天性の疾患があります。
葉酸で、先天性の疾患の一部を減らす効果があることが確認されていて、その結果、流産が減ると考えられます。
(詳しくはこちらをご覧ください)
③ 葉酸には、赤ちゃんの細胞分裂をサポートする効果がある
葉酸には、赤ちゃんが子宮内で成長する際に、細胞分裂をスムーズにしたり、細胞の熟成を助ける効果があります。
「妊娠中にママの葉酸の血中濃度が低いと、赤ちゃんの出生時の体重が軽い」
というデータもあり、赤ちゃんの正常な成長には葉酸が欠かせないこともわかってきています。
もちろん、葉酸の摂取だけで流産の原因のすべてを取り除くことはできませんが、流産のリスクを多少なりとも減らすことができるのは確かと言えますよね。
まとめ 〜葉酸は妊娠のしやすさに関わっている
このように葉酸は、妊娠してから無事に出産にいたるまで、様々な大切な役割を担っているんですね。
厚生労働省は、妊娠1か月前からの葉酸の摂取を推奨しています。
といっても、いつが妊娠1か月前なのかは、妊娠してからでないとわからないですよね。
妊娠を希望したら、すぐに葉酸を摂取しはじめるようにしましょう!
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