プレミン葉酸サプリは、時期別に3種類のサプリを販売しています。
😀 『プレミン』 :妊活~妊娠15週
😀 『プレミン16w』:妊娠16週〜
😀 『プレミンママ』:授乳期
なぜ妊娠の途中で、違う葉酸サプリになるのでしょうか?
必ず変更しなければならないのでしょうか?
ここでは、
妊娠初期用の『プレミン』と、妊娠中後期用の『プレミン16w』
の2つのプレミン葉酸サプリの成分の違いを、確認していきましょう。
(妊娠初期用『プレミン』については、こちらで詳しく分析していますので、ぜひご覧ください。)
『プレミン』と『プレミン16w』、どこが違うの?
『プレミン』と『プレミン16w』、2つの葉酸サプリの違うところは、
① 葉酸の種類と量
② 鉄分の量
③ ビタミンAの配合
の 3点です。
それ以外の成分・量・産地・添加物などは、すべて同じです。
① プレミン16wは『天然葉酸』
まず一番大きな違いは、『葉酸』です。
葉酸の種類・量・産地の違い
- 『プレミン』
種類:合成モノグルタミン酸型葉酸
量 :400μg
産地:スイス
(※妊娠初期の推奨付加量…『合成葉酸400μg』) - 『プレミン16w』
種類:天然ポリグルタミン酸型葉酸
量 :250μg
産地:インド
(※妊娠中後期の推奨付加量…『天然葉酸240μg』)
このように、プレミンは合成モノグルタミン酸型葉酸を配合しているのに対し、プレミン16wは天然ポリグルタミン酸型葉酸を配合しています。
厚生労働省によると、合成葉酸が必要なのは、妊娠前と妊娠初期だけで、妊娠中期以降は天然葉酸でよいとされています。
製造元のゲンナイ製薬にラインで問い合わせたところ、プレミン16wに入っている天然葉酸は、『レピール葉酸』といって、レモンの皮から抽出した葉酸だそうです。
本当に天然葉酸で大丈夫?
しかし、天然葉酸は体内吸収率が 25~50%と低く、配合された天然葉酸 250μgがすべて吸収されるかが心配なところです。
ゲンナイ製薬に確認したところ、
「たしかに、天然葉酸の吸収率は個人差があるとは思います。」
とのことでした。
もし食品から天然葉酸をとるとしたら、500μg以上摂取して初めて推奨量の 240μgをとれることになります。
ですので、サプリの場合でも、250μgだけの配合では、正直少し心もとない気がしますよね。
さらに気になるのは、『プレミン16w』は『インド産』の天然葉酸を使用している、ということです。
『インド産』というと、質が少し心配になりますよね。
こちらもゲンナイ製薬に確認をしたら、
「インド産の葉酸は、自信を持っておすすめできる葉酸です。」
とのことでした。
それを信じないわけではないですが、『レモン』という天然原料ならなおさら、日本か欧米産のものが使用されていると安心なのですが…。
ちなみに、妊娠中期以降も『合成モノグルタミン酸型葉酸』を400μg摂り続けても、ママや赤ちゃんに悪影響はありません。
長引くつわりなどで、食事から充分に葉酸がとれていない場合は、むしろ妊娠中期以降も、引き続き合成葉酸のサプリを飲んだ方がよいかもしれませんね。
以上のことから、プレミン16wの『インド産の天然葉酸配合』というのは、あまり嬉しい変更とは言えないでしょう。
② プレミン16wは『鉄分』が増量されている
プレミンとプレミン16wの、2つ目の違いは、『鉄分の増量』です。
鉄分の配合量
- プレミン :5mg
(妊娠初期の推奨量…9mg) - プレミン16w :15mg
(妊娠中後期の推奨量…21mg)
妊娠中後期には、赤ちゃんとママを支えるかなりの量の鉄分が必要となります。
鉄の配合量を、妊娠中後期用で増やしてくれているのは、とてもありがたいですよね!
この点では、妊娠16週で『プレミン』から『プレミン16w』に変える意味はあります。
しかも、『プレミン』『プレミン16w』のどちらも、吸収率の高いヘム鉄をブレンドしているところも、嬉しいですね。
③ プレミン16wには『ビタミンA』を配合
3つ目は、ビタミンAの配合です。
ビタミンAの配合
- プレミン :配合なし
(妊娠初中期の推奨量…700μg) - プレミン16w :300μg
(妊娠後期の推奨量…780μg)
※ ビタミンA(レチノール)の摂取上限…2700μg
『プレミン』にはないビタミンAが、『プレミン16w』には配合されています。
ビタミンAは、赤ちゃんの発育を支える栄養素で、特に妊娠後期と授乳期に必要と言われています。
しかし、1日に 700〜780μg必要なところ、女性は食事から平均で 582μgしかとれていないという厚労省のデータがありますので、葉酸サプリで摂取できるのは嬉しいですね。
ビタミンAは脂溶性ビタミンなので、過剰摂取が気になる方もいると思います。
それは、レチノールという動物性ビタミンAの場合です。
プレミン16wに入っているビタミンAは『ベータカロテン由来』で、必要な分だけ体内でビタミンAに変換されますので、過剰摂取の心配はありません。
【結論】 妊娠16週で『プレミン16w』に変えたほうがいいの?
プレミン16wで、『鉄分』が増量され『ビタミンA』が追加配合されているのは、とても嬉しい変更ですよね。
ですが、葉酸が『合成モノグルタミン酸型葉酸』から『天然ポリグルタミン酸型葉酸』に変わるのは、正直微妙なところです。
食事からもしっかり葉酸を摂れていれば問題ありませんが、摂取量に自信のない方は、中期以降も引き続き『合成モノグルタミン酸型葉酸』の入ったサプリを飲んだ方が、無難かもしれません。
しかし、妊娠中期以降も、初期用の『プレミン』を続けるには、鉄分量が 5mgと少なすぎます。
ですので、妊娠中期以降は、鉄分もしっかり配合されていて、合成モノグルタミン酸型葉酸が入った、メルミーなどの他の葉酸サプリに切り替えた方がよいかもしれませんね。
まとめ
- 妊娠中期に食事でしっかり葉酸がとれている場合
→『プレミン16w』に変えてOK - 妊娠中期に食事から葉酸をとれている自信がない場合
→ 合成葉酸と鉄分がしっかり入った、他の葉酸サプリに切り変える
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