【葉酸サプリ】ネット vs. 市販
妊活中や妊娠中に葉酸が必要、ということはわかったけれど、
「葉酸サプリの種類がありすぎて、どれを選べばいいかわからない」
という方も多いのではないでしょうか?
大切な赤ちゃんをはぐくみ守っていく、ママにとっても赤ちゃんにとっても大事な時期だからこそ、確かな効果があり、できる限り体に良い葉酸サプリを飲みたいですよね。
ここでは、『ネット販売の葉酸サプリ』と薬局などの『市販の葉酸サプリ』はどこが違うのか、100均などの安い葉酸サプリは危険なのか、食育栄養コンサルタントが徹底的に検証していきます。
(※ 当サイトでは、すべての葉酸サプリを明確な基準で公平に分析・評価していることをお約束します。)
葉酸サプリには 2 つの価格帯がある
葉酸サプリには、ざっくり分けて
- ネット販売(マカナ・プレミン・ベルタなど)
3,000~8,000円 - 薬局販売(DHC・小林製薬など)
200~2,000円
の 2種類があります。
ネット販売の葉酸サプリも薬局の葉酸サプリも、ほぼすべて『葉酸400μg』はしっかり含有されています。
では、なぜこんなに値段の幅があるのでしょうか?
200円の葉酸サプリと8,000円の葉酸サプリでは、効果が違うのでしょうか?
約30種類の葉酸サプリを分析し、値段の違いの仕組みを探りました。
ネット販売の葉酸サプリ
3,000円~8,000円
ネット販売の葉酸サプリは、葉酸などの原材料の質がよい
まずは、ネット販売の葉酸サプリから見ていきましょう。
ネット販売の葉酸サプリは、良質な原材料を使用しているものが多いです。
葉酸サプリの原材料である、葉酸・ビタミン・ミネラルなどは、日本産や欧米産のものが良質とされています。
たとえば『葉酸』は、良質なものほど『光学異性体』という異物が少なく、体内での吸収率がよくなります。
ネット販売の葉酸サプリには、葉酸の産地まで明記されているものがあり、その多くは『日本もしくは欧米産』です。
しかし、葉酸サプリには、『サプリの製造国』は書いていても、『原材料の産地』までは公表していないものも多くあります。
産地が書かれていないものは、サプリの製造国が日本でも、原材料の産地に『中国産』のものを使用していることが多いので、注意が必要です。
そこまで産地にこだわるかどうかは人それぞれですが、普段から食品の産地に気を遣っている方は、葉酸やその他の原材料の産地もぜひ見てみてください。
ちなみに葉酸サプリには、『合成のモノグルタミン酸型葉酸』が使われているサプリと、『天然のポリグルタミン酸型葉酸』が使われているサプリがありますが、必ず『合成』の方を選ぶようにしましょう。
医学的に効果が認められ、厚生労働省が妊活・妊娠中に摂取を推奨しているのは、『合成のモノグルタミン酸型葉酸』のみです。
『天然』の良さを謳っている葉酸サプリがありますが、天然葉酸では効果が立証されていないので、注意が必要です。
葉酸以外の必須成分が入っている
葉酸は、単独で摂取してもあまり効果が期待できません。
葉酸の効果を引き出すには、
- ビタミンB6
- ビタミンB12
この2つが絶対に必要です。
葉酸は、ビタミンB6・12を一緒に摂取することで初めて、血液を作ったり、赤ちゃんの神経管閉鎖障害のリスクを減らしたり、細胞分裂をスムーズにしたりする効果が得られるのです。
必ず、ビタミンB6と12もあわせて入っている葉酸サプリを選びましょう。
その他に妊活中・妊娠中に必要な成分としては、
- ビタミンB1
…糖分が血液中に残らないように代謝をうながし、不妊の原因となる卵子の糖化を防ぐ。 - ビタミンB2
…脂質・糖質・たんぱく質の代謝を助け、赤ちゃんの皮膚・粘膜・髪・爪の発育、抗体の生成を司る。 - ビタミンC
…鉄の吸収を助ける(特に非ヘム鉄に必要)。抗酸化作用があり、子宮内膜を厚くする。男性の精子のDNAの損傷を防ぐ。 - ビタミンD
…多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)や子宮筋腫を改善する・男性の精子の質が高くなる・赤ちゃんの自閉症を防ぐ、との研究報告がある。カルシウムの吸収を助ける。 - ビタミンE
…抗酸化作用がある。子宮内膜を厚くしたり、黄体ホルモンの分泌を増やす効果がある。 - ナイアシン
…赤ちゃんの先天性異常や、アトピーのリスクを下げる。流産のリスクを減らす。 - 鉄
…赤血球をつくり、血流を良くする。子宮の粘膜を作る材料になり、着床しやすいフカフカの子宮にする。 - カルシウム
…卵子や精子の働きを正常にする。赤ちゃんの骨や歯の形成に使われるため、妊娠中のママのカルシウム欠乏症を防ぐ。 - マグネシウム
…カルシウムの吸収を助ける。 - 亜鉛
…女性ホルモンの分泌を活性化する。また、不足すると赤ちゃんの運動機能の低下につながるとの研究報告がある。
ビタミンB6・B12とあわせて、この12種の成分は、妊活中・妊娠中に飲む葉酸サプリには是非とも入っていてほしいビタミン・ミネラルです。
ネット販売の葉酸サプリは、ドラッグストアの葉酸サプリに比べると、これらの妊娠に必要な栄養成分までしっかりと入っているものが多く、その分値段は高くなります。
(吸収率に高い『ヘム鉄』などを使用していると、さらに値段は上がります。)
ただし、たまに配合はされていても各成分の量が少なすぎたり、全成分が表示されていない葉酸サプリもありますので、必ず配合量までチェックするようにしましょう。
ネット販売の葉酸サプリには、妊活成分・美容成分が入っている
ネット販売の葉酸サプリには、葉酸とビタミンやミネラルだけではなく、商品ごとに独自の妊活成分や美容成分が入っているものが多いです。
実はこれが、ネット販売の葉酸サプリと薬局の葉酸サプリの大きな違いであり、値段の差の一番の理由です。
それぞれのホームページを見ると、いろいろな成分がアピールされていますよね。
たとえば、
妊活成分
マカ/DHA・EPA/ピニトール/
ざくろエキス/ルイボスなど
美容成分
コラーゲン/ヒアルロン酸/
黒酢/オリゴ糖など
などです。
高価な材料を使っていたり、複数の妊活・美容成分を入れている葉酸サプリもあり、それに応じて値段は上がっていきます。
ただし、妊活成分が必要かどうかは、個人の体質や好みによります。
たとえば、マカは昔から使われている妊活の強力なサポート成分ですし、DHA・EPA は最近注目の妊活成分で、長く不妊治療を続けてきてなかなか成果が出ないという方などは、試してみる価値があるかもしれません。
また、ピニトールは、排卵障害や多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の方に効果があると言われています。
しかし、妊活を始めてまだ間もない方や、とりあえず葉酸と基本的なビタミン・ミネラルだけとりたいという方には、高価な妊活成分は必要ないかもしれませんよね。
さらに、コラーゲンなどの美容成分に関しては、完全に個人の好きずきです。
それによって葉酸サプリの値段が高価になっている場合もありますので、本当に自分に必要な成分かどうかをよく見極める必要があります。
(ただ、女性は心身ともに健康で美しくいることで、前向きな気持ちになってストレスが減ったり、女性ホルモンの分泌が活発になったりするので、美容成分が妊活に全く効果がないとは言い切れませんが。)
値段と効果を照らし合わせて、ご自分に合う葉酸サプリを見つけていきましょう。
ネット販売の葉酸サプリは『添加物』が少ない
一般的に、サプリメントや薬の錠剤は、ある程度の飲みやすい大きさにするために、添加物でカサ増しをしています。
特に葉酸サプリは、葉酸の必要摂取量が 400μgと大変少なく、それだけだと『小さじ1万分の1』にしかならないので、錠剤の形にするために、何かしら他の成分を入れる必要があります。
ネット販売の葉酸サプリは、葉酸以外にもさまざまな成分が入っていて、それだけである程度の大きさの錠剤を作ることができるため、カサ増しのための添加物を大量に入れる必要がありません。
もちろん、固めたり品質を保つために、どのサプリにも必ずある程度の添加物は使われていますが、その量を最小限に抑えることができます。
妊活中・妊娠中・授乳中は、口にするものに気を遣う時期ですので、添加物が少ないというのは大きな安心になりますよね。
医薬品と同等の安全性・残留農薬や放射能の検査も
ネット販売の葉酸サプリのほとんどは、『GMP 認定工場』で生産されています。
GMP とは、WHOが定める『医薬品及び医薬部外品の製造管理及び品質管理の基準』のことで、品質面や衛生面において、医薬品を作るのと同じ高い基準を満たしている工場で生産している、ということです。
また、残留農薬検査や、セシウムなどの放射能検査も行っている会社が多く、安全に対する意識が高いのもネット販売の葉酸サプリの特徴です。
ネット販売の葉酸サプリは、定期コースの回数条件が痛いところ
しかし、ネット販売の葉酸サプリにもデメリットはあります。
購入する際に、定期契約をしなければいけない葉酸サプリがあるところです。
ものによっては、半年間購入を続けなければ解約できないものもあります。
飲んでみて体に合わなかったとき、匂いがきつかったり錠剤が大き過ぎて飲みにくかったとき、他の葉酸サプリに変えたいと思いますよね。
ですので、定期コースの縛りは、利用者にとって大きな負担となります。
もちろん単品でも購入できますが、定期コースに比べてかなり割高に設定している会社がほとんどです。
中には、定期コースの解約ができる良心的なサプリや、最初に2週間くらいのお試しができるサプリもありますので、心配な方はそういう葉酸サプリを選ぶとよいでしょう。
定期コースの解約が自由にできる葉酸サプリこそ、本当に品質に自信を持っている会社だと言えるかもしれませんね。
まとめ
~ネット販売の葉酸サプリの値段の高さは、成分へのこだわりと安全性
このように、葉酸の質や葉酸以外の成分にこだわり、安全性に考慮して作られているのが、『ネット販売の葉酸サプリ』です。
葉酸だけではなく総合的に妊娠力を上げたい、また、なるべく安全なものを飲みたい、という方に向いています。
ネット販売の葉酸サプリのメリット
- 葉酸をはじめ、信頼できる産地の良質な原材料を使用している
- 葉酸以外の必須成分がしっかり入っている
- 妊活成分・美容成分が入っている
- 添加物が少ない
- 医薬品と同等の品質安全管理のもとに作られている
- 残留農薬や放射能の検査を行っているものが多い
ネット販売の葉酸サプリのデメリット
- 値段が高い
- 妊活成分や美容成分が不要な方には、コスパが悪い
- 定期コースの回数に縛りがある場合がある
市販の葉酸サプリ
200円~2,000円
市販の葉酸サプリは安い価格が魅力
次に、薬局やドラッグストアで市販されている葉酸サプリをみていきましょう。
その魅力は、なんといっても価格でしょう。
安いものでしたら、1カ月分200円台から販売しています。
では、どうしてそんなに安くできるのでしょうか?
効果や副作用はどうなのでしょうか?
詳しく分析していきましょう。
葉酸の種類は問題なし
薬局やドラッグストアで市販されている葉酸サプリは、『合成モノグルタミン酸型葉酸』を使用しています。
葉酸は『天然』よりも『合成』の方が効果が確実であることがわかっています。
たまに、
「安い葉酸サプリは、石油由来の合成葉酸を使っているので、良くない」
と書かれているサイトがありますが、それは間違いです。
高いネット販売の葉酸サプリも、ほとんどが石油由来の合成モノグルタミン酸型葉酸ですし、そうでない天然の葉酸は、効き目が立証されていません。
ですので、葉酸の種類という点では、薬局の葉酸サプリでも、ネット販売の高い葉酸サプリと変わりありません。
市販の葉酸サプリは、原材料の一部に中国産が使われている
薬局やドラッグストアで市販されている葉酸サプリは、サプリの生産国が日本でも、原材料の一部に『中国産』が使われているものがほとんどです。
もし、原材料の産地がすべて『日本や欧米』の場合には、それなりに値段も上がってしまいますので、この価格帯は実現できないでしょう。
中国産の成分が絶対に悪いというわけではありませんが、品質が安定せず、体内吸収率が悪かったり、異物が入っていたりすることもあるので、注意が必要です。
特に葉酸の場合は、中国産には『光学異性体』という異物が多く含まれていて、体内吸収率が悪くなることが知られています。
ただし、葉酸サプリ以外でも、中国産の食材や栄養成分は見えないところでたくさん使われています。
たとえば、日本に流通しているサプリや化粧品に含まれるビタミンCの成分の約90%は、中国産と言われています。
ですので、中国産の原材料を気にするかどうかは、個人の考え方によるでしょう。
葉酸以外の必須成分をチェックしよう
葉酸は、『ビタミンB12』がないと働くことができません。
しかし、薬局の葉酸サプリの中でも、特に500円以下の安価なものには、有効成分は葉酸のみ、というものがありますので、裏面をよく見て、少なくともビタミンB12が含まれている葉酸サプリを選ぶようにしましょうね。
薬局やドラッグストアで市販されている葉酸サプリでおすすめなのは、『葉酸・ビタミンB群』に加え、『鉄・カルシウム』が入っているタイプのサプリです。
できればそれに加え、鉄の吸収を助ける『ビタミンC』、カルシウムの吸収をよくする『マグネシウム』、妊活ビタミンと言われる『ビタミンD・E・ナイアシン』も入っていると、なお良いですね。
これらの成分が入っているものは、1,000~2,000円程度の値段がしますので、その値段が1つの目安になるでしょう。
市販の葉酸サプリには妊活成分が入っていない
薬局やドラッグストアで市販されている葉酸サプリには、マカやDHAやコラーゲンなどの妊活成分・美容成分は入っていません。
妊活成分が欲しい方には物足りませんが、
「葉酸と必須成分が入っていれば、それ以外は不要で、その分に高いお金を払いたくない」
という方にとっては、薬局やドラッグストアの葉酸サプリの方がコスパが良いと言えます。
市販の葉酸サプリは添加物が多いケースが
葉酸 400μgというのは、小さじ約1万分の1です。
妊娠に必要な葉酸は、目に見えない程のほんの少量なのです。
ネット販売のサプリでも薬局のサプリでも、葉酸の含有量はほぼ一律 400μgで、これは厚生労働省が推奨する摂取量です。
葉酸は過剰摂取をすると健康に害が出る可能性があるので、これ以上葉酸を入れるわけにはいきません。
ということは、ある程度の飲みやすい錠剤の大きさにするには、他のもので埋める必要があるということです。
成分のシンプルな薬局やドラッグストアの葉酸サプリは、どうしてもカサ増しの添加物が多く使われてしまうことになります。
これも、気にするかしないかは、個人の考え方やライフスタイルによります。
普段から、コンビニのお弁当や、ファーストフード、スナック菓子などを頻繁に食べている方は、サプリの添加物だけを気にしてもあまり意味がないかもしれません。
しかし、妊活や妊娠をきっかけに、できるだけ体に良いものを食べようと心がけている方は、葉酸サプリも栄養成分が多く添加物の少ないものを選んだ方がよいかもしれませんね。
なるべくオールインワンサプリを選ぼう!
よく、
「既にマカやミトコンドリアのサプリ、マルチビタミンのサプリなどを飲んでいる場合は、葉酸だけが入っているサプリを追加で飲めばよいでしょうか?」
という質問をいただきます。
しかし、どんなサプリも添加物なしでは形成できないので、飲むサプリの種類が多くなればなるほど、添加物の量も増えていきます。
たくさんの種類のサプリを同時に長期間飲むことによる肝臓障害の報告もあり、厚生労働省も注意を喚起しています。
葉酸サプリを選ぶときには、できるだけ欲しい成分がすべて入った、オールインワンサプリを選ぶようにしたいですね。
市販の葉酸サプリには副作用がある?
基本的に葉酸サプリは、摂取量を守っていれば副作用はありません。
ただし、大切な妊活期〜妊娠期に飲むものですので、上に書いた『原材料の産地』や『添加物の量』に加え、『GMP認定工場での生産』と『放射能・残留農薬の検査』についても確認しておくと、より安心ですよね。
薬局・ドラッグストアの葉酸サプリは、医薬品と同等の『GMP認定工場』で作られているものと、そうでないものとがあります。
日本では、サプリメントは食品と同じ扱いなので、本来は医薬品レベルの工場で生産する必要はありません。
ただし葉酸サプリは、妊活中〜授乳中というデリケートな時期に、長期間にわたって毎日服用するものですので、薬局で販売されているサプリの中でも、できるだけ『GMP認定工場』で生産していると明記されているものを選んだ方が安心でしょう。
また、放射能や残留農薬の検査をしているかどうかも、電話で問い合わせると教えてくれるので、必ず確認するようにしましょう。
まとめ
〜市販の葉酸サプリは、安さとシンプルな内容が魅力、ただし中国産原料や添加物に注意
薬局やドラッグストアで市販されている葉酸サプリは、妊活成分や美容成分が入っておらず、葉酸の質にもこだわりが少ない分、値段が低めに抑えられています。
また、いつでも気軽に購入できますし、定期購入契約などのわずらわしい制度がないのも魅力ですよね。
ただし注意する点は、葉酸サプリによって内容成分や質の高さ、添加物の量などにばらつきがあることです。
購入する際には、パッケージの裏面やホームページなどをよく見て、なるべく葉酸以外にもビタミンやミネラルが多く入っていて、添加物が少ないもの、また安全性の高いGMP工場で生産されている葉酸サプリを選ぶようにしましょう。
薬局の葉酸サプリのメリット
- 価格が安い
- いつでも気軽に購入でき、定期購入などの縛りがない
- 妊活成分や美容成分が不要の方にはコスパが良い
- 葉酸以外の必須成分も入っているものもある
(ビタミンB群・カルシウム・鉄分など)
薬局の葉酸サプリのデメリット
- 葉酸などの原材料の質がよくない場合がある(中国産など)
- 葉酸を働かせるための必須成分が入っていないものもある
- 添加物が多く使われている
- 安全性にばらつきがある
【番外編】100均の葉酸サプリってどうなの?
100均でもサプリメントが販売されているのを見たことがありませんか?
ビタミンやミネラルなどのベースサプリだけではなく、高価と言われるマカやコエンザイムQ10なども、もちろんすべて100円!驚きですよね。
そのラインナップの中に、葉酸サプリもあります。
たとえば『ダイソー』の場合、60粒60日分で100円、つまり、1ヶ月あたり50円ということになります。
なぜこんなに安いのか、効果と安全性はどうなのか、見てみましょう。
100均の葉酸サプリは、99.9%以上が添加物
ダイソーの葉酸サプリの裏面を見てみると、全成分が表示されています。
マルトース・マルトデキストリン・セルロース・ステアリン酸カルシウム・葉酸200μg
まず、葉酸が妊活〜妊娠初期に一日に必要とされる400μgの半分の200μgしか入っていない点が気になります。
では、一日2粒飲めばよいのでは?
それでも1ヶ月あたり100円だし…
と思ってしまいますが、このサプリは 99.9%以上添加物でできています。
2粒飲むと、添加物も2倍飲むことになります。
また、ビタミンB12が入っていないため、これ単独では葉酸の効果は得られません。
ビタミンB群などのサプリも別に飲むとなると、添加物の合算が心配です。
葉酸や添加物の質はどうなの?
葉酸の産地は書かれていませんので、値段から考えておそらく『中国産』でしょう。
中国産の葉酸は、『光学異性体』という異物が多く、体内で効率よく吸収されません。
また、『残留農薬』や『放射能』なども気になりますよね。
添加物の産地や質も同様です。
パッケージに「妊娠中や授乳中の人は、主治医に確認してから飲みましょう」と書かれているのも、不安材料の一つです。
100均の葉酸サプリは、おすすめできない
以上のことから、100均の葉酸サプリは、妊活中や妊娠中には正直あまりおすすめできません。
妊娠中は主治医に確認するように書いているくらいですから、大切な時期には避けておいた方が無難かもしれませんね。
まとめ 〜葉酸サプリは『ネット』?『薬局』?
『ネット販売の葉酸サプリ』と『薬局の葉酸サプリ』の違いをまとめると、
- 値段
- 葉酸などの原材料の質
- 妊活・美容成分の有無
- 添加物の量などの安全性
ということになります。
総合的な妊活効果や安全性でみると、『ネット販売の葉酸サプリ』の方に軍配が上がります。
しかし、その高い値段のために長く続けられない、というのでは本末転倒です。
葉酸は長く飲み続けることに意味がありますので、飲む目的、体質、お財布事情などから、それぞれ自分に合った葉酸サプリを見つけていきましょうね。
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